研究課題/領域番号 |
10044035
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
飯島 伸子 東京都立大学, 人文学部社会学科, 教授 (20010019)
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研究分担者 |
寺田 良一 都留文科大学, 文学部, 教授 (00163923)
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キーワード | 環境社会学的研究 / 国際環境意識比較調査 / 中国の環境問題 / 韓国の環境問題 / インドネシアの環境問題 / オーストラリアの先住民族の環境問題 |
研究概要 |
平成11年度は、〈アジア社会における地域開発と環境問題に関する環境社会学的調査研究〉継続3年の調査研究の第二年度めであるので、アジア地域における環境意識比較調査を日本、中国、韓国、インドネシアの4カ国の郡市部と農村部で統一の調査票を使用して実施した。4月から6月にかけて日本で調査票の原型を作り、その後、それらに対する各国の研究協力者の意見を聞いて修正する作業を繰り返し行ったのちに、8月には調査票を完成し、秋から冬にかけて4カ国のそれぞれで、郡市部一個所、農村部一個所の計8個所について調査を実施した。それらの地区名は、日本では東京都杉並区と山梨県豊富村、中国では包頭市と内蒙古科沁左翼后旗地区、韓国では富川市と仁川市金浦地区、インドネシアではバンドン群ブラガ地区とジュレコン村であった。また、4カ国での調査を可能な限り平準化するために、調査票調査の前と後に、代表者を初めとする日本側の研究分担者が分担して各国を訪問し、打ち合わせと確認のための補足的調査を実施した。現在、8個所で実施した調査票調査の集計のための入念な打ち合わせを実施中である。また、オーストラリアについては調査票調査は実施しなかったが、8月に中央オーストラリアに調査に入り、先住民族の環境問題に関する聞き取り調査を実施した。中国の現地調査に赴いたのは飯島伸子、平岡義和、以下同じく、韓国は飯島、藤川賢、関礼子、インドネシアは飯島、池田寛二、オーストラリアは飯島、寺田良一で、現地調査に際しては、中国では包智明、色音、韓国では李 時戴、インドネシアではアリ・スフィヤンディ、オーストラリアではロウズ・ティムの各研究協力者が聞き取り調査の準備をし、調査に同行した。
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