研究課題/領域番号 |
10044155
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
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研究分担者 |
鈴木 祥之 京都大学, 防災研究所, 助教授 (50027281)
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
家村 浩和 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10026362)
亀田 弘行 京都大学, 防災研究所, 教授 (80025949)
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キーワード | ヘルスモニタリング / 構造物の劣化度 / 損傷度検出 / 光ファイバー / 歪記憶型センサー / 適応型システム同定アルゴリズム / ニューラルネットワーク / 非破壊検査 |
研究概要 |
構造物健全度監視システムの開発にはスマート材料や先端技術を利用した計測システムの開発ならびに革新的なシステム同定アルゴリズムの開発さらには構造システムごとにどのような監視システムが必要であるかを議論する場が必要である。このために、広い分野の研究者からなる研究推進機構を構築し、構造物健全度監視システムの在り方ならびその開発方法についての検討を、研究期間を通じて継続的に行う。このために、平成10年10月30日-11月1日にハワイで研究打合せ会と情報交換を行った。さらに平成10年10月6,7日に日本側の研究推進機構ののメンバーと米国側の研究推進機構のメンバーの打ち合わせ会を東京大学で開催し、研究課題ならびにこの研究期間内にどこまでを明にしどのようなシステムを開発するべきかについて議論した。 平成10年度はシステム同定のアルゴリズムの開発を主な課題として、両国で分担して研究を進めるとともに非線形システム同定アルゴリズムの調査を日米双方で行った。平成10年度に開発されたシステム同定アルゴリズムとそれを用いた研究成果は以下のようである。 1 忘却機能を有する最小2乗法のアルゴリズムを用いた非線形システム同定アルゴリズムを開発した。 2 忘却機能を有するカルマンフィルターのアルゴリズムを開発するとともに、それを用いた非線形システム同定アルゴリズムを構築した。 3 ニューラルネットワークの忘却学習機能を用いて自己学習機能を有するシステム非線形同定アルゴリズムを開発した。 4 特異値分解法を利用した同定アルゴリズムを用いて、非線形構造システムのシステム方程式を実時間で同定できるシステムの設計を行った。
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