研究分担者 |
DAS Gupta As アジア工科大学, 工学部(タイ), 教授
LEE Soontak 嶺南大学, 工学部(韓国), 教授
大石 哲 京都大学, 防災研究所, 助手 (30252521)
椎葉 充晴 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90026352)
小尻 利治 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026353)
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研究概要 |
人口増,環境変化,社会の成長,気候変動などに伴う水問題は人類の持続的な発展のために極めて重要な課題であるという認識のうえで,我が国およびアジア・オセアニア地域における多数の水文学研究者を,AP-FRIENDの名の下に結集し,当該地域内の種々の水問題の解決に向けて国際共同研究を組織的かつ強力に推進してきた. まず,東アジア・オセアニア地域における各国河川流域の水文観測データを系統的に収集しデータベース化するために,日本人および外国人の研究分担者を韓国・テグに派遣(平成10年11月7日から17日)し,データベース管理システムの仕様,データの書式仕様(フォーマット)を検討した.同時に国際河川を含む河川環境について,洪水・渇水並びに総合的流域管理についての研究打ち合わせを行うとともに洛東江流域における人間活動の河川環境への影響に関する調査を行った. また,日本人研究分担者をベトナム国のメコンデルタに派遣(平成11年3月5日から12日)し,ベトナム国の研究分担者とともに,ベトナムにおける河川水文データベースの実態調査を行った.同時にメコンデルタについて人間活動の土砂流出・河川環境への影響に関して調査を行った. 一方で,データベース利用による水文学研究として,各国において河川の洪水・渇水の流況・時系列特性を統計的・水文学的に調査検討した.また,人間活動及び環境・気候変動が水資源に与える影響評価のため,水・人間・地球の相互作用を考慮した影響評価モデルを構成するための基本となる水文モデルを開発した.これは,洪水流出・土砂流出・地下水汚染等に伴う災害を解析・予測するモデルのベースとなるものである.
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