研究課題/領域番号 |
10044157
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大中 逸雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00029092)
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研究分担者 |
安田 秀幸 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60239762)
南埜 宜俊 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30116107)
黄地 尚義 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00089880)
生田 幸士 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90212745)
福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
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キーワード | 工学教育 / 国際性 / 創造性 / Project-based Learning / 評価 |
研究概要 |
今年度は、研究実施計画に従って、まず、ヨーロッパ、特にデンマーク、ノルウェー、スエーデン、ドイツにおける工学教育プログラム、創造性・国際性教育と評価法の実態調査を行った。これらの北欧における教育で、特に参考になったのは、以下の通りである(1)期末試験やレポートの全てを外部の試験委員も採点し、その結果が優先されること、(2)デンマークのオールボルグ大学では、1500以上の常時使用できる小部屋を用意し、1年生時からグループに分かれて1学期(半年)ごとにプロジェクト(Project-based Learning-PB-L)を実施している。(3)教員からの講義による知識伝達ではなく、自己学習により、知識を吸収すると共にその応用をプロジェクト等で学習している割合が年々増している。(4)工業界と連携した教学習する、あるいは自分で必要な知識を集め、学習していくような教育が急速に広まっている印象を受けた。また、そのための教育環境整備が進みつつあり、日本は極めて遅れていることが分かった。米国あるいはヨーロッパの大学生と日本人学生のチーム,および企業エンジニアの協力による製品開発演習を試みる計画については、予定していたスウェーデン王立工科大学の教授が健康を害したため、遅れている。しかし、スタンフオード大学工学系学生と大阪大学学生の国際チームで、日本企業で興味を持つ製品のプロトタイプを開発する演習を平成12年4月から実施すべく、準備を進めている。すでに協力企業5社が決定し、現在テーマを企業技術者と相談して決めつつある。
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