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1999 年度 実績報告書

高強度コンクリートのクリープおよび乾燥収縮ひずみの予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10044160
研究機関岡山大学

研究代表者

阪田 憲次  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (20093685)

研究分担者 綾野 克紀  岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (10212581)
キーワードクリープ / 乾燥収縮ひずみ / 高強度コンクリート / 予測式 / データベース / 100MPa
研究概要

近年,コンクリート構造物の高層化,大型化,高耐久化に伴い,そこに用いられるコンクリートに要求される性能も高度化・多様化してきた。とりわけコンクリートの高強度化は,橋梁のスパンを大きくすることを可能にするなど,設計上の自由度を広くするだけでなく,耐久性も大幅に改善できる。
しかしながら,このような高強度コンクリートを活用するためには,解決しなければならない点も多い。このような高強度コンクリートが最も有効に利用されるプレストレストコンクリート構造の設計においては,クリープおよび乾燥収縮ひずみを正しく予測することが重要である。
また,コンクリートをとりまく情勢も変化しつつある。近年におけるコンクリート構造物の急速な高機能化により,ハイパフォーマンスコンクリートの重要性がますます高まってきている。現在提案されているJSCEの予測式は,普通強度コンクリートを対象とした予測式である。そのため,高強度コンクリートまで適用可能なコンクリートの時間依存性ひずみ予測式を確立する必要がある。
本研究では,各諸国のデータバンクに収められているクリープひずみおよび乾燥収縮ひずみの実験データ,また,共同研究機関で実施された実験のデータを用いて,現在までに提案されている予測式の検証を行い,問題点を明らかにした。また,圧縮強度の影響を考慮することで,100MPaを越えるような高強度コンクリートまで適用可能なクリープおよび乾燥収縮ひずみ予測式の確立および提案を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Adam, I., Ayano, T., and Sakata, K.: "Factors affecting creep and shrinkage of high-strength concrete : Part I"Proceedings of the First International Summer Symposium. 263-266 (1999)

  • [文献書誌] Adam, I., Ayano, T., and Sakata, K.: "Factors affecting creep and shrinkage of high-strength concrete: Part II"the 8th Arab Structural Engineering Conference. (2000)

  • [文献書誌] Adam, I., Ayano, T., and Sakata, K.: "Influence of silica fume on the creep and shrinkage of high-strength concrete"JCI Annual Convention. (2000)

  • [文献書誌] Adam, I., Ayano, T., and Sakata, K.: "Influence of coarse aggregate on the creep of normal and of high-strength concrete"the 7th International Conference for Building and Construction. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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