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1999 年度 実績報告書

アクティビティアプローチによる新しい都市交通計画手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10044163
研究機関広島大学

研究代表者

杉恵 頼寧  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70034410)

研究分担者 塚井 誠人  広島大学, 工学部, 助手 (70304409)
奥村 誠  広島大学, 工学部, 助教授 (00194514)
藤原 章正  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50181409)
キーワードアクティビティ・アプローチ / 鉄道通勤 / Nested PCL モデル / 選好意識 / 買物行動 / 活動日誌
研究概要

本研究の目的はアクティビティ・アプローチの考え方を基礎として、調査法、行動モデリング、政策評価に関する問題点を明らかにし、改善を加えることにより新しい都市交通計画手法の開発を行うものである。
本年は、平成11年8月にスウェーデンのイエテボリ大学のGarling教授を訪問し、アクティビティ・アプローチ研究の現状について意見を交換するとともに、昨年の研究成果について討議した。さらに、同教授の最近の研究テーマである「世帯におけるアクティビティ-交通のスケジューリングのモデル化」について研究成果を収集した。その後、イギリスのウエストミンスター大学を訪問し、共同研究者のP.Jones教授と今年度の研究計画について協議した。その結果、昨年の研究成果をさらに深めることにし、同教授は新たに交通計画における新しいSP手法の適用について研究することにした。
帰国後、奥村を中心に、鉄道通勤における交通需要マネジメントの経済的評価について新たに研究を行った。藤原は観光交通行動における時間配分モデルについてさらに発展させた。買物活動モデルについては、昨年開発した平日買物頻度と週末買物発生の同時決定モデルを改善し、その有効性をアクティビテイ・ダイアリー調査のデータを用いて検証した。さらに従来の研究のレビューを行い、学術論文としてのレベルアップに努めた。
平成12年2月P.Jones教授を広島大学に招いてセミナーを開催し、今年度の研究発表と討議を行った。これらの成果の一部は、最終報告書に取りまとめられている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 藤原,杉恵,原田: "交通日誌データにおける無回答バイアスの修正方法"土木計画学研究・論文集. 16. 121-128 (1999)

  • [文献書誌] 杉恵,藤原,森山,奥村,張: "道路整備が観光周遊行動に及ぼす影響の分析"土木計画学研究・論文集. 16. 699-705 (1999)

  • [文献書誌] 杉恵,藤原,周藤,久村: "世帯構成からみたフレックスタイム制度下の出社時刻選択"交通工学研究発表会 論文集. 19. 121-124 (1999)

  • [文献書誌] 奥村,塚井: "平休日の生活時間評価構造に関する研究"土木計画学研究・論文集. 16. 181-186 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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