• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

新しいネットワーク社会における集国合意形成と政策決定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10044182
研究種目

国際学術研究

応募区分共同研究
研究機関名城大学

研究代表者

木下 栄蔵  名城大学, 都市情報学部, 教授 (50141908)

研究分担者

吉川 耕司  名城大学, 都市情報学部, 助教授 (80220599)
中西 昌武  名古屋経済大学, 経済学部, 助教授 (10298630)
高橋 磐郎  日本大学, 生産工学部, 教授 (40063432)
キーワード集団合意形成シナリオ / 集団意志決定ストレス / AHP / ANP / 政策決定 / ネットワーク社会
研究概要

今年度は、現実の合意形成のメカニズムを数種のシナリオに分解することを試みた。そしてそれぞれの数理的な意味を明確にし、特に、意思決定ストレス最小化の考え方のシナリオへの導入について詳細な検討を行った。一方、日本および米国における現実の合意形成局面を分析することで理論の現実的な適用性の検証を行った。具体的な研究手順は以下の通りである。1. 集団合意形成シナリオの設定:集団合意形成において、個々人の発言力の扱い、整合性考慮の有無の2軸によって、平均合算、評価者格付け、集団意思決定ストレス最小、全員一致の4つのシナリオを設定した。2. シナリオの妥当性の検証:ANP手法に関する最新の状況について米国側研究者から情報提供を受け、またシナリオの合意形成への適用に関して意見交換をすることによって、想定したシナリオの妥当性をチェックした。3. 集団意思決定ストレスに関するモデル開発:評価者を「合理的に格付け」することによって集団全体の意思決定ストレス「集団案によって発生する個人の不満の総和」を最小にするアプローチとして合意形成をとらえ、集団意思決定ストレスに関する理論構築と実際への適用性の検証を行った。4. 米国と日本における集団合意形成のなされ方の調査:次年度において実際の合意形成局面での適用可能性を検討するに先立ち、日本側研究者で国内の事例収集を行うとともに、米国側グループは米国内における同様の事例収集を行い、また米国と日本の状況の違いについて相互理解のため意見交換を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中西 昌武: "集団意志決定ストレス法の集団AHPへの適用" 日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌. 第41巻第4号. 560-571 (1998)

  • [文献書誌] 木下 栄蔵: "AHPの発展経過と諸問題" オペレーションズ・リサーチ. 第44巻第1号. 8-12 (1999)

  • [文献書誌] 木下 栄蔵: "問題解決シナリオにもとづく集団意志決定ストレスとANP手法の住民合意形成への適用の試み" 都市情報学研究. 第4号. 65-76 (1999)

URL: 

公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi