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1998 年度 実績報告書

再生研究の国際協力ネットワークの確立

研究課題

研究課題/領域番号 10044212
研究種目

国際学術研究

応募区分共同研究
研究機関熊本大学

研究代表者

江口 吾朗  熊本大学, 学長 (80022581)

研究分担者 SCHMID Vollg  バーゼル大学, 動物学研究所, 所長
高宗 和史  熊本大学, 理学部, 助教授 (20206882)
安部 眞一  熊本大学, 理学部, 教授 (90109637)
相澤 愼一  熊本大学, 医学部, 教授 (60073011)
山村 研一  熊本大学, 医学部, 教授 (90115197)
キーワード再生現象 / 臓器再生 / 再生研究 / 再生生物学 / 再生医学
研究概要

組織の再生能を活用し傷害を受けた臓器を復元する医療技術開発の必要性が問われ、再生現象の研究が生物科学の重要課題となりつつある。本研究では、再生研究をより効果的に推進するための国際研究協力ネットワークの確立を最終的な目標としている。研究の初年度に当る本年度はでは、従来から再生研究の盛んなヨーロッパ及びアメリカ合衆国の先進的研究機関を対象とし、研究の現状と動向を調査し、国際協力による研究体制の構築に資するための基礎的資料(研究機関及び研究者等)を整理することとした。
ドイツ、イタリア、フランス、連合王国、スイス等、従来再生研究の盛んなヨーロッパ諸国では、両生類の四肢再生及び無脊椎動物の再生現象の研究が一層活発化しているのに加え、殊にドイツにおいては、中枢神経系の再生の課題が積極的に取り上げられ、多くの注目すべき研究が進行しつつある。アメリカ合衆国においては、従来から展開されてきた眼組織及び四肢の再生の遺伝子機能に立脚した研究に加え、各種組織器官の幹細胞による修復再生といった新しい視点に立った研究が急速に台頭しつつあることが明らかとなった。これらヨーロッパ諸国及びアメリカ合衆国における研究動向は、我が国の再生研究及び関連研究に反映されており、我が国の先進的研究者とヨーロッパあるいはアメリカ合衆国の研究者との間で有機的かつ実質的な協力研究体制を構築することが可能な状況にあると考えられる。
次年度以降では、我が国の脳研究とも深く関連する中枢神経系の再生の課題に注目しつつ、具体的な国際協力研究体制の構築について研究を展開する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Mochii,Makoto,餅井 眞: "Spontaneous transdifferentiation of quail pigmented epithelial cell is accompanied by a mutation in the Mift,gene" Developmental Biology. 196・1. 145-159 (1998)

  • [文献書誌] Mochii,Makoto,餅井 眞: "Role of Mift in differentiation and transdifferentiation of chicken pigmented epithelial cell." Developmental Biology. 193・1. 47-62 (1998)

  • [文献書誌] Eguchi,Goro 江口 吾朗: "Cellular and Molecular Basis of Regeneration:From Inver-tebrates to Humans." John Wiley and Sons,Chichester(P.Ferretti and J.Geraudie eds.), 207-229 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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