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2000 年度 実績報告書

再生研究の国際ネットワークの確立

研究課題

研究課題/領域番号 10044212
研究機関熊本大学

研究代表者

江口 吾郎  熊本大学, 学長 (80022581)

研究分担者 安部 眞一  熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (90109637)
相澤 愼一  熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (60073011)
山村 研一  熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (90115197)
高宗 和史  熊本大学, 理学部, 助教授 (20206882)
キーワード再生現象 / 臓器再生 / 再生研究 / 再生医学 / 発生生物学 / 再生生物学
研究概要

組織・器官の再生能を活用し、傷害を受けた臓器を修復するための医療技術の開発が強く要請されており、再生現象の研究が発生生物学研究領域の重要課題となっている。本研究では、再生研究の国際的動向を調査把握し、再生の研究をより効果的に推進するための国際協力体制を確立することを最終目標としている。
研究の最終年度に当る本年度にあっては、過去2か年の調査研究を補足すると共に、中近東,アジア地域についても再生研究の動向を調査し、3か年の成果を集約的に整理検討して、国際協力ネットワークの体制とその活動の在り方を策定し、協力体制確立のための基礎を固めることとした。
1.中近東及び日本とインドを除く東南アジア地域では、再生研究はなおそれほど推進されておらず、したがって、アジア地域については中近東も含め、インドの先導的研究者と連携を保ちつつ研究協力の拠点を我が国に置くことが最も有効であると考えられた。
2.分担研究者、バーゼル大学シュミット教授との調査研究を通じ、ヨーロッパについては、連合王国ロンドン大学医学部のJ.ブロックス(Jeremy Brockes)教授の協力を得て、バーゼル大学に連携協力の拠点を置くとの結論が得られた。南北アメリカ地域については、既に日本の研究者と実質的協力研究を展開している合衆国デイトン大学のP.A.ツオニス(Panagiotis A.Tsonis)教授を中心とし、オーストラリアをも含めてデイトン大学に拠点を設けて活動を展開することとした。
以上の如く、本研究を通じ、再生研究を推進するための国際協力体制を確立することの有効性と意義が十分確認された。再生研究の国際協力ネットワークの具体化については、熊本大学発生医学研究センターを中核拠点とし、京都大学再生医学研究所、岡山大学理学部、東北大学理学部等に所属する先導的研究者の積極的な協力を得つつ、次年度以降その実現を図る予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 江口吾郎: "発生研究を志す若者に"細胞工学. 19・7. 1086-1094 (2000)

  • [文献書誌] 江口吾郎: "イモリと共に40年"遺伝子医学. 4・4. 132-138 (2000)

  • [文献書誌] Katia Del.Rio-Tsonis and Goro Eguchi.: "Development of Lens(分担執筆:Lens Regeneration)"Cambridge University Press(印刷中). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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