研究課題
国際学術研究
オーストリアで開発された新しい人工内耳をわが国でも幼小児の難聴に対して行うにあたって、国際共同研究を行う。すなわち、人工内耳移動下の難聴幼小児の聴覚の知覚と言語の発達が、補聴器と比較してどのように異るか認知神経科学の立場から解明する。手術前および手術後の聴覚と言語の検査法、評価法を異る言語でも共通の立場で実施できるように開発し、統計処理が可能となるようにする。日本とオーストリアで毎年セミナーを開き、進行状況をチェックし、意見交換を行い、研究目的を達成するようにする。本研究では、人工内耳手術を受けた子供の言語発達を実際に会って行動を含め観察することが最も研究推進の鍵となる。そのために相互に訪問し、患者を観察し、異る言語構造の与える影響を詳細に比較研究のためのセミナーを持つこととした。平成10年度は日本側の4名がウィーン大学およびインスブルク工科大学を訪問し意見交換を行った。
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