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1999 年度 実績報告書

トウモロコシの食中毒病原体の分類学的研究とその遺伝子検出の作成

研究課題

研究課題/領域番号 10044257
研究機関岐阜大学

研究代表者

江崎 孝行  岐阜大学, 医学部, 教授 (90151977)

研究分担者 河村 好章  岐阜大学, 医学部, 助手 (80262757)
キーワードBurkholderia cocovenerans / Burkholderia gladioli / 16SrRNA / DNA / DNA hybridization
研究概要

トウモロコシ食中毒の病原体であるBurkholderia cocoveneransは16SrRNAの系統解析とDNA/DNA類似度の実験結果からBurkholderia gladioliと分類学的に同一種に属することがわかった。1999年に他の研究者からB.cocovenransはB.gladioliと同一種であるとの報告がだされB.cocovenransはB.gladioliに統一された。
ところがB.Cocovenransは食中毒を起こす毒素を生産、一方B.Gladioliは毒素を生産しないことから両者を区別することが必要になってきた。分類上の基準株以外に野生株を調査した結果我々はB.CocovenransをB.Gladioliの毒素生産株として識別する必要があると判断しB.CocovenransをB.Gladioliのpahtovarとして位置づけて分類学的な提案を準備中である(論文準備中)。
また本研究で共同研究先の中国予防医学院で毒素生産株を簡便に見分ける動物実験系を完成させた。培養濾液を濃縮しマウスに経口で投与すると40分で明らかに痙性の麻痺を来して死亡する。この死亡の状態から毒素は神経・及び筋肉を痙攣させる毒素であると考えられた。毒素は酸であるためこの酸を作る合成分泌系の遺伝子の解析を試みたが遺伝子のクローン化までは研究期間内に達成できなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jiro.ZQ, et al.: "Emended description of Burkholderia gladioli and identification of five pathovars by 16SrRNA sequence"International.Journal of Systematic Bacteriology. (投稿予定).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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