研究課題/領域番号 |
10044309
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
横山 信治 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (10142192)
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研究分担者 |
辻田 麻紀 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10253262)
堂前 純子 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70227700)
伊藤 仁一 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (60167260)
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キーワード | 細胞 / 脂質 / コレステロール / リポタンパク質 / アポリポタンパク質 |
研究概要 |
本年度はアルバータ大学医学部と名古屋市立大学医学部の間の共同研究の初年度に当たる。まず5月に研究代表者(横山)がアルバータ大学を訪問、現地の研究チームの研究会に参加して、具体的共同研究の打ち合わせを行った。それに基づき研究体制が発足し、3人のカナダ側共同研究者が来日した。さらにその結果、名古屋市立大学から堂前がアルバータ大学に派遣され、共同実験を実施した。9月に来日したフランシス助教授とは主として細胞コレステロールの代謝平衡とコレステリルエステル転送蛋白質(CETP)の臨床的研究について検討し、アルバータ大学で進行している虚血性心疾患治療の臨床試験に名古屋市立大学が開発したCETP測定組み込むことが決まった。また10月にはバンス教授の来日により、細胞コレステロール搬出反応と燐脂質代謝の関連について新しい研究の方向が定まり、これに基づいて名古屋市大の堂前講師が2〜3月アルバータ大学に滞在し、反応の細胞燐脂質の合成制御に関わる実験を行った。1月に来日したアジェロン助教授とはコレステロールの胆汁酸への転換と血漿リポ蛋白質代謝に関する研究課題について話し合い、横山との共同論文の執筆が決まった。本年度の成果はこのように具体的であり、2年目以後の研究の発展が見込まれる。
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