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1998 年度 実績報告書

天然歯の色空間を満した新しい歯冠用セラミックの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10044315
研究種目

国際学術研究

応募区分共同研究
研究機関岩手医科大学

研究代表者

石橋 寛二  岩手医科大学, 歯学部, 教授 (90018771)

研究分担者 NATHANSON Da  Boston大学, 歯学部, 教授
藤澤 政紀  岩手歯科大学, 歯学部, 嘱託講師 (00209040)
伊藤 創造  岩手歯科大学, 歯学部, 嘱託講師 (60203139)
永井 茂美  岩手歯科大学, 歯学部, 嘱託講師 (20184476)
塩山 司  岩手歯科大学, 歯学部, 助教授 (80128917)
キーワードセラミック / 色調 / 天然歯
研究概要

天然歯測色用分光光度計を作製し、その精度実験を行った。本装置は、本研究の実験方法に対応するように多くの被験者を正確に、かつ迅速に測色することを目的として開発されたものである。また、測色データをマルチスペクトル画像として保存する機能が具備されており、測色後に天然歯の色彩学的特性を分析することができる。測色精度は、暗室ならびに室内光下での測色値の色差dEは0.5以下、反復測色精度のdEの平均は0.03であった.また本装置によるAl,A3.A4のデンティンサンプルのL*値は,CAS-IDIによる測色値と同程度であり.エッジロスエラーによる影響はないものと判断された.また、天然歯を対象とした測色の結果.同一術者による10回の反復測色の色差dEは0.3以下であった.以上の結果から.本装置は不透明体.半透明体ならびに口腔内の天然歯の測色に対して十分な測色精度を有するものと判断された.本年度、本装置の精度に関してMidwinter Meetingにおいて成果発表を行った。
多くの被験者を対象に天然歯の測色を行うことを要する本実験の実施に当たって、ボストン大学の研究倫理委員会に実験計画書を提出し、諮問を受けた。これにより、アメリカ合衆国において人間を対象とする本研究の実施が可能となった。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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