研究課題/領域番号 |
10044323
|
研究種目 |
国際学術研究
|
応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
谷島 一嘉 日本大学, 医学部, 教授 (40010029)
|
研究分担者 |
平柳 要 日本大学, 医学部, 講師 (20189864)
三宅 健夫 日本大学, 医学部, 講師 (30181994)
宮本 晃 日本大学, 医学部, 助教授 (40150271)
小沢 友紀雄 日本大学, 医学部, 教授 (80059245)
黒川 清 東海大学, 医学部, 教授 (30167390)
|
キーワード | 宇宙医学の対策 / 微小重力場の長期生活 / 6度ヘッドダウン / 骨代謝マーカー / 宇宙への人体適応と変化 / 人工重力 / 人間用遠心機 |
研究概要 |
5月にシアトルで行われた米国航空宇宙医学会年次総会に出席し、各国の研究者達と人工重力その他の情報交換を行った。 8月に名古屋大学環境医学研究所との共同研究を名古屋大学付属の看護学校の施設を利用して行った。18人に14日間の6度ヘッドダウン臥床を行う国内で最大規模の実験である。今年度はコントロールデータ取得で、日大の担当は循環系測定、骨吸収マーカー骨形成マーカー、超音波法による骨密度測定を行った。結果は解析中である。 9月にメルボルンで国際宇宙航行連合大会・国際宇宙航行アカデミー年次大会が共催され、大会および理事会に出席して情報交換を行った。 10月には米国パデュー大学バイオメディカル・エンジニアリングセンターにおける巨大磁場の研究進捗状況と将来宇宙利用技術の情報交換を行った。 1月に突然、NASAが主宰してジョンソン宇宙センター隣のリーグ市で人工重力のワークショップが突然開催され、日本から研究代表者が招待された。宇宙開発事業団はオブザーバーで参加した。火星への有人ミッションを2014年に実施して6人を送り込みたい。それまでに無重力の対策としての人工重力の人間の研究がどこまで進んでいるか、これから何が必要かを調査する、がそのメインテーマであった。急にこの話が起こったのには、昨年の国際学術研究で黒川教授と研究代表者がNASA本部を訪ね、ニコゴシアン博士、ベルニコス博士らに人工重力の人間研究の緊急性を説いてまわったことが影響している可能性があり、本研究が極めて有効であったことの証しであると考えられた。 3月には国際宇宙航行アカデミーの理事会に出席して情報交換をする予定である。
|