研究課題/領域番号 |
10044323
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
谷島 一嘉 日本大学, 医学部, 教授 (40010029)
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研究分担者 |
伊藤 雅夫 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (40059887)
小沢 友紀雄 日本大学, 医学部, 教授 (80059245)
黒川 清 東海大学, 医学部, 教授 (30167390)
平柳 要 日本大学, 医学部, 助教授 (20189864)
宮本 晃 日本大学, 大学院・総合社会情報研究科, 教授 (40150271)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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キーワード | 宇宙の心循環系の対策 / 長期微少重量環境暴露 / 人間用短腕遠心機 / 人工重力 / 6度のヘッドダウン臥床 / 宇宙の骨代謝への対策 / 宇宙医学 |
研究概要 |
平成10年5月米国航空宇宙医学会総会(AsMA、 シアトル)、9月国際宇宙航行アカデミー(IAA)/国際宇宙航行連合大会(IAF)(メルボルン)、10月パデュー大学(インディアナ州)、平成11年1月人工重力ワークショップ(ヒューストン)、3月IAA総会(パリ)とThe Royal Aeronautical Society講演会(ロンドン)、3月IAA理事会・大会(パリ)、5月AsMA(デトロイト)、10月IAA/IAF(アムステルダム)に出席し、研究者と情報を交換した。平成12年3月にIAA理事会・大会(パリ)に出席する予定である。当研究の中心である4日間の無重力模擬地上実験における毎日2G_Z-60分の遠心負荷が循環系のでコンディショニングを防止し、宇宙における遠心負荷の人工重力が有用であるという結果に各国研究者達の評価は良く、国際宇宙ステーションで人工重力の装置の検討と利用を検討している米国の大学研究者グループから、2000年5月にポツダムで1時間その短腕遠心機の話をして欲しいという依頼が舞い込むなど、なかりの影響が続いている。 平成10年8月から名大学環境医学研究所と14日間6度ヘッドダウン臥床実験の共同研究を行い、18人の被験者から血中尿中の骨代謝マーカー、超音波による踵骨骨密度測定、および心電図、ヘマトクリットなどの心循環系の測定を行った。その後、新しい人工重力装置を作りその効果を地上模擬実験で評価する宇宙フォーラムの予算が通り、現在新しい遠心装置を制作中である。 ニコゴシアン、ベルニコス両博士らとの会合も適時もち、E-mailでも意見を交換している2000年5月ギリシャで行われるマン・イン・スペースシンポジウムでも遠心負荷に関する発表を続け、今後とも各国、各大学の有力な研究者達と宇宙での人間用人工重力装置の実現に向けて議論を続ける予定である。
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