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1998 年度 実績報告書

人工染色体を用いた哺乳動物細胞への遺伝子導入法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10044326
研究種目

国際学術研究

応募区分共同研究
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

岡崎 恒子  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (10022584)

研究分担者 MITANI Kohno  カリフォルニア大学ロサンゼルス校, 医学部, 助教授
HIETER Phill  プリティッシュコロンビア大学, 医学部CMMT研究所, 教授
池野 正史  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (80298546)
キーワードHAC / MAC / Ad / HACペクター / アルフォイド配列 / テロメア配列
研究概要

代表者らは、ヒト由来テロメア配列とヒト21番染色体アルフォイド配列を持つ酵母人工染色体を構築し(第一世代前駆体アルフォイドYAC)、ヒト培養細胞HT1080に導入して、ヒト細胞中で安定に維持継承されるヒト人工染色体(第一世代HAC)を形成することに成功している。この成果を基に平成10年度には、岡崎研究グループは、各種哺乳類細胞中で使用可能な選択マーカーと目的遺伝子の組み込み部位となるlox配列の挿入された、第二世代の前駆体YACを構築した。また第一世代のHACを用いて、HACをHT1080からマウス細胞A9へ移動する方法を検討し、移動させたHACがA9細胞中で維持されることを明らかにした。現在第二世代の前駆体YACを用いて、各種哨乳類細胞中で人工染色体(MAC)を形成させる実験を進めている。Mitani研究グループは、免疫原性がなく、大きなDNA断片(37kb)の導入が可能なヘルパー依存性アデノウイルスベクターに、ヒトテロメア配列・アルフォイド配列・目的遺伝子を組み込んだAd/HACベクターを構築する実験を行った。岡崎研よりテロメア配列、アルフォイド配列を提供し、条件を変えて数回の実験を行ったが、目指すベクターの構築にはまだ成功していない。この共同研究に関する打ち合わせのために、岡崎が7月に、池野が10月にUCLAを、Mitaniが10月に藤田保健衛生大学を訪問した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] J.Iwahara: "A helix-turn-helix structure unit in thehuman centromere protein B(CENP-B)" EMBO Journal. 17.3. 827-837 (1998)

  • [文献書誌] M.Ikeno: "Construction of YAC based mammalian artificial chromosomes." Nature Biotech. 16. 431-439 (1998)

  • [文献書誌] K.Yoda: "In vitro assembly of the CENP-B/a-satallite DNA/core histone complex:CENP-B couses uncleosome positioning." Genes to Cells. 3. 533-548 (1998)

  • [文献書誌] H.Masumoto: "Assay of centromere function using a human artificial chromosome." Chromosome. 107. 406-416 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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