研究課題/領域番号 |
10045016
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 大学協力 |
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
井原 健雄 香川大学, 経済学部, 教授 (80035930)
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研究分担者 |
曽 道智 香川大学, 経済学部, 助教授 (60284345)
姚 峰 香川大学, 経済学部, 助教授 (90284348)
細川 進 香川大学, 経済学部, 教授 (10035925)
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キーワード | 都市圏 / インフラ整備 / 投入産出 / 地場産業 / 因果関係 / 計量経済 / ゲーム理論 / コンフリクト解析 |
研究概要 |
本研究の目的は、近年、市場経済を導入し、経済体制の改革に積極的に取り組んでいる中国の地域経済に着目し、沿海部と内陸部との地域格差の実態把握に加えて、都市部と農村部との経済格差と相互連関に関する現状分析を、日本の具体的事例と比較することにより、理論と実証の両面から実施することにより、地域経済振興にとって有意な政策提言の導出を試みることにある。 このため、香川大学関係者は、平成10年4月に中国の西北大学を訪問し、今後の調査研究の進め方等について詳細な打ち合わせを行った。また、有意な情報収集を兼ねて北京を訪問し、最新の統計資料等の収集に努めるとともに、中国科学院応用数学研究所の招聘による研究会に参加し、井原は「地域間投入産出分析の拡充と適用」、細川は「地場産業の経営戦略」、姚は「共和分と因果関係の分析」、曽は「数理的なコンフリクト解析としての公平分割モデル」と題する研究報告を行った。さらに、平成10年11月には、中国・西北大学の趙栄教授を香川大学に招き、「現代中国の地域経済」と題する研究報告会やワークショップ等を積極的に開催して、共通の問題意識の深度化に努めた。 なお、それに加えて、既往の文献渉猟により「中国における経済構造変化と経済発展の課題」に関する共同研究会を実施するとともに、北京で入手した中国を対象とする投入産出表に基づく地域経済構造の経年的な変化を、各種モデルの構築に基づき計量的に分析した。
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