研究課題/領域番号 |
10045019
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
松原 豊彦 立命館大学, 経済学部, 教授 (50165859)
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研究分担者 |
川口 清史 立命館大学, 政策科学部, 教授 (40102157)
生田 正人 立命館大学, 文学部, 教授 (40137021)
稲葉 和夫 立命館大学, 経済学部, 教授 (70117000)
西口 清勝 立命館大学, 経済学部, 教授 (20039465)
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キーワード | 世界都市 / 経済グローバル化 / アジア太平洋地域 / 都市問題 / 都市計画 |
研究概要 |
本研究の課題は、経済のグローバル化が急速に進むなかで、近年社会科学研究者の注目を引いているアジア太平洋地域における世界都市の出現とそこで生起する諸問題を実証的に解明し、政策提言の基礎を提供することである。 周知のように、ジョン・フリードマンやサスキア・サッセンの先駆的な研究も含めて、これまでの世界都市の出現に関する研究は主としてアメリカとヨーロッパの都市を対象としてきた。本研究の特色の一つは、近年世界経済における位置を高めるとともに、域内の相互依存が進んでいるアジア太平洋地域を対象として、世界都市の出現とそれに関連して生起する諸問題を実証的に検討することである。そこでは、アメリカ・ヨーロッパとの共通点とともに、アジア太平洋地域の独自性を析出することが課題となった。 本研究においては、上記の課題を達成するために立命館大学とブリティッシュ・コロンビア大学(University of British Columbia,UBC)の研究者が国際的に共同して、日本とカナダの都市についての実態調査に取り組んだ。1年目の1998年度はブリティッシュ・コロンビア大学でワークショップを開催し、立命館大学の研究者が主として報告を行なった(99年1月18日)。同時に、近年アジアからの移民が急増しているバンクーバー周辺地域の都市圏拡大と広域都市計画に関する実態調査を実施して、グレーター・バンクーバー・リージョナル・オーソリティでの行政担当者からの聞き取りとともに、副都心での再開発の実態をつぶさに見ることができた。 2年目は立命館大学でワークショップを開催し、UBCの研究者が主として報告した(99年12月10日)。アジアとの経済関係が緊密になっている福岡市および北九州市で現地調査を実施して、福岡市のベイエリア再開発地区の変貌を目の当たりにするとともに、北九州市がすすめている中国との国際環境協力についても聞き取りを行なった。3年目は研究成果の取りまとめを行なった。
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