研究課題/領域番号 |
10045031
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 大学協力 |
研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
飛田 武幸 名城大学, 理工学部, 教授 (90022508)
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研究分担者 |
ACAARDI Luig ローマ第2大学, ボルテラセンター所長, 教授
鳥居 弘志 名城大学, 理工学部, 講師 (20227672)
山ノ井 基臣 名城大学, 理工学部, 助教授 (60076552)
松澤 忠人 名城大学, 理工学部, 教授 (20022618)
齊藤 公明 名城大学, 理工学部, 助教授 (90195983)
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キーワード | ホワイトノイズ解析 / 量子ホワイトノイズ / 量子コンピュータ |
研究概要 |
本共同研究は、平成10年度及び平成11年度の2年間、名城大学理学部とヴォルテラセンターとの間で、「ホワイトノイズとその応用」のテーマにて、国際共同研究をおこなう計画であり、本年度はその1年目の共同研究を行った。本年度において、2回、各々の大学の主催にて、研究集会を開き、イタリア側の、Accardi,Volovich,Lu,Mastropietro,が来日し、日本側の、飛田、松沢、山ノ井、斉藤、鳥居と、相互の研究発表、共同研究の議論、検討を行い、また、逆に、日本側のメンバーがイタリアに滞在し、同様に、研究発表、共同研究を行った。成果としては、 1)ホワイトノイズ解析の複雑系への応用 2)Stochastic Limitの量子ホワイトノイズへの応用 3)量子コンピュータの新しいモデル 4)スピン系におけるコヒーレンス消失に関する解析と制御 5)気流の乱れに対するランダム応答を用いて空力弾力特性の実時間推定 6)ホワイトノイズ解析の生命現象への応用 7)ホワイトノイズ解析の理論面の発展、特に、レヴィラプラシアンの自己共役作用素への拡張およびその数理ファイナンスへの応用 等に特に発展がみられた。概して、ホワイトノイズ解析の量子論、生命科学、数理ファイナンス、その他の分野への有効性が発揮され始めている。今後も、ホワイトノイズ解析は、理論面の発展のみでなく、各種の分野へ浸透していくことは、間違いない。また、この共同研究を通して、新しい研究課題が幾つか生まれ、これらについては、来年度も引き続き、議論、検討することになる。
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