研究概要 |
★ 本年度は以下の相互交流を行った. 1) 5月26-31日/岩渕・清水 訪韓(奨学寄付金による派遣) ・ 科研費あ内容についての打ち合わせ ・ 韓国のフレッティング試験機の説明と大気中の実験の結果を考察 2) 7月27-31日/金教授 来学(科研費による招へい) ・ 岩手大学の既存のフレッティング装置及び摩耗試験機の説明.(制御・計測系を含む) ・ 韓国側のデータ報告/室温及び純水中のフレッティング摩耗特性 3) 9月24-28日/岩渕・清水・八代 訪韓(科研費による派遣) ・ 腐食についての討議/純水中での腐食摩耗の検討 ・ 韓国で使用しているZr合金を岩手大学での腐食摩耗試験にて検討 4) 2月18-22日/金教授 来学(科研費による招へい) ・ 岩手大学で行ったZr試験片の摩耗結果の討議とTOF-SIMS,ESCAによるZr合金の摩耗痕の表面分析 ★ 結果の概要 韓国が韓国側から提供されたZr合金の腐食摩耗特性を検討した.その結果, 1) Zrの分極特性はNa_2SO_4溶液中ではSUS304鋼よりも不動態化が著しいが,PP(電位急変)法による分極特性からは新生面の腐食速度は非常に大きい. 2) 純水中の自由電位における摩耗実験では電位の急激な変化が見られた.Zr合金の不動態化が大きいことを理解した. 3) 腐食中でのフレッティング装置を設計・製作.
|