研究概要 |
・金森と有次は,11月中旬にCity大学を訪問し,群馬大学で開発した時区間データモデルを医療データベースに適用することについてMcCann等と打ち合わせた.McCann等は,実用的視点からモデルを関係データベースシステムを使用して実装した.一方,群馬大学ではオブジェクトデータベースシステムを使用して実装しているので両方の技法の違いによる性能等の問題点を議論した. ・有次と金森は,異機種からなるクラスター環境の下で,画像データを並列分散処理するアルゴリズムを開発した.異機種を統合するためにCORBAの技法を適用し,並列処理するための画像データの分割アルゴリズム,データベースを分散環境にレプリカする効果などをシミュレーションで解析した.さらに,画像処理履歴を再利用するために半構造データモデルを用いてデータベース化する方法を提案した.これらの結果について,有次は9月始めにCity大学を訪問し,McCann等と研究打ち合わせを行った. ・DowlingとMorrisは,9月に群馬大学を訪問した.Dowlingは、マルチメディアデータベースにとって重要なデータ可視化技法について講義すると共に,3次元ユーザインターへースをVRMLで実装する手法について我々と打ち合わせた.一方,Morrisはマルチメディアドキュメントのモデル化技法について講義し,データベースへの応用について討論した. ・五十嵐,横内はそれぞれ分散アルゴリズムや分散システムのセキュリティ,マルチメディアデータを統一的に扱うためのデータ型の理論的枠組みについて研究した.これらについて,9月にDowlingとMorrissが群馬大学を訪問した際に討議した
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