地震・台風・ハリケーン・竜巻等の環境下における空間構造(シェル構造、スペースフレーム、膜構造等)の日米における研究状況をレビューし、静的及び動的挙動に関する共同研究を実施した。本年度は、調査研究実施計画に基づき、以下のような調査研究を行った。なお、昨年度研究代表者が交代することとなり、当初の調査研究実施計画は多少変更されている。また、新たに韓国の権 宅鎮教授を研究協力者とし、本分野におけるさらに広範な調査研究を目指した。 1 平成11年7月に研究協力者である権 宅鎮教授を招聘し、日本においてミーティングを開催した。このミーティングでは研究代表者及び分担者が昨年に引き続き各分野のレビュー及び研究を発表し、比較、検討を行った。活発な議論が行われ、発表されたレビューはレポートとして作成した。 2 平成11年11月に川口健一助教授が米国を訪間し、ワシントン大学セントルイス校において研究協力者であるP.L.Gould教授及びS.Sridharan教授と本研究の企画、運営について協議した。同時に、日米の空間構造に関する研究動向を調査した。また、ワシントン大学における他研究者とも研究交流を行い、有用な情報交換を行った。 3 川口健一助教授の帰国後、研究代表者とともにミーティングを行い、最終年度の調査、研究を計画、立案した。 4 研究成果の一部は、スペインおよびシンガポールで開かれた国際会議に論文として投稿された。
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