研究課題
国際学術研究
1. 同軸ケーブル中の空間電荷量校正法の開発蓄積空間電荷量の校正は、これまでの平板試料の校正法と同軸ケーブル試料の校正法は大きく異なる。すなわち、同軸ケーブルは円筒座標であるため (1)パルス電界が半径の関数になること、(2)パルス弾性波伝搬が半径の関数になることの2つの効果がある。この校正法の解析は、この2つの効果を取り入れたケーブル・システム関数を導入して、Davies教授(Univ.of Southampton)と高田教授(武蔵工大)とで実現した。この討論は高田教授(日本)がUniv.of Southampton(英国)に出向いてDavies教授と討論した成果である。2. 昇温同軸電力ケーブル用の空間電荷測定装置の開発武蔵工業大学で開発されたパルス静電応力法の空間電荷分布測定を、昇温された同軸形状電力ケーブルに適用できる実験装置の開発を行う。University of Southampton(英国)の高電圧研究所の直流高電圧実験設備で実験できる電力ケーブル中の空間電荷分布測定装置を設計・製作した。田中助教授(武蔵工大)がこの昇温測定装置の開発と製作を行い、来日したChen氏(University of Southampton)に操作法を教授した。次年度にUniversity of Southampton(英国)の高電圧研究所の直流高電圧実験設備で実験できるようになった。
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