研究課題/領域番号 |
10045054
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
赤松 勝也 関西大学, 工学部, 教授 (70067643)
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研究分担者 |
松島 恭治 関西大学, 工学部, 専任講師 (70229475)
市井 一男 関西大学, 工学部, 専任講師 (20067664)
高井 正弘 関西大学, 工学部, 助教授 (50067609)
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キーワード | S phase / Ion-nitriding / Stainless Steel / Plasma |
研究概要 |
1.S相に関する研究の調査:S相は主にステンレス鋼をイオン窒化したときに生成することから、文献調査はMetals Abstractsの「Ion-nitriding」と「Austenitic Stainless Steel」をキーワードに1999.1〜1999.12を調査した。結果は20件の発表が、また、ハンガリーのブダペストで開催されたIHIFの7thセミナーでは7件、チェコ、プラハで開催のISPC14では5件、中国、北京で開催のAEPES'99では9件の発表があり、赤松、市井はAEPES'99において発表を行った。 2.S相に関する基礎および応用に関する研究:関西大学における研究はステンレス鋼板の上に置いた数種の窒化物粉末にレーザーを照射して得られる表面層についてS相生成の可否についてラマン分光器を用いて研究している。また、S相粉末を作製する目的でステンレス鋼箔(厚さ10ミクロン〜100ミクロン)へのプラズマイオン窒化処理も行っている。さらに、S相生成と冷間加工との関係についての実験も行っている。 3.S相に関する国内セミナーの開催:平成11年9月24日「S相の基礎と応用」に関する国内セミナーを開催した。講演数は4件、参加者は70名であった。 4.S相に関する国際セミナーの開催準備:9月19日〜28日の打ち合わせで2000年11月5-8日、関西大学100周年記会館において[International Current Status Seminar(Thermochemical Surface Engineering of Stainless Steels)]を開催することがきまり、アナウンスメントを国内外に送付する等、準備を進めている。
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