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2000 年度 実績報告書

作付体系の比較農学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10045058
研究機関筑波大学

研究代表者

岩堀 修一  筑波大学, 農林学系, 教授 (00012055)

研究分担者 林 久喜  筑波大学, 農林学系, 講師 (70251022)
半田 高  筑波大学, 農林学系, 講師 (00192708)
弦間 洋  筑波大学, 農林学系, 助教授 (70094406)
福田 直也  筑波大学, 農林学系, 助手 (80251023)
加藤 盛夫  筑波大学, 農林学系, 助手 (90204502)
キーワードタイ / 作付体系 / 果樹 / 個葉光合成 / 飽和光強度 / 光-光合成曲線 / 気孔コンダクタンス / 湿度
研究概要

タイの異なる気象条件下で実施されている各種作付体系の特徴を明らかにし,栽培地域の環境条件から見た作物の栽培方法を生理生態学的に検討する目的で,圃場の温度および湿度を測定し,雨季における光合成能力を測定した.
6月下旬〜7月上旬にかけてコンケン、ハジャイ、カンペンセン、バンヤイ、ラヨーンおよびチェンマイの各現地を訪れ、設置してあるデータロガーからのデータ回収と概況の聞取り調査を実施すると共に、各現地で特徴的な熱帯果樹の光合成機能を携帯用光合成蒸散測定システムを用いて測定した。
調査現地5地域において、リュウガン、マンゴ、ライム、ドリアン、ランブータンおよびマンゴスチンの6種の熱帯果樹における個葉光合成の実態を調査した。飽和光強度は800〜1400 μ molm^<-2>s^<-1>で乾季に比べて飽和光強度が高かった。個葉光合成速度の平均値は葉の着生方向および着生位置との間に特定の関係は認められなかった。飽和光下における光合成速度は5.5〜17.8μ molCO_2m^<-2>s^<-1>の範囲にあり、樹種によって異なってはいたが、ランブータンを除き、いずれの樹種も乾季より高い値を示した。また、乾季と同様、いずれの樹種においても光合成速度は気孔コンダクタンスとの間に高い相関が見られ、季節にかかわらず熱帯果樹におけるみかけの光合成速度は気孔開度に影響する湿度条件が大きな制限因子であることが明らかとなった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤盛夫: "タイの異なる作付体系における雨季の果樹個葉光合成の実態"熱帯農業. 45(別1). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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