研究課題/領域番号 |
10045060
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
八巻 良和 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30111488)
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研究分担者 |
峯 洋子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70282704)
河鰭 実之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (10234113)
杉山 信男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012040)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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キーワード | 持続的園芸 / 日本 / 韓国 / ニュージーランド |
研究概要 |
1.本研究は、アジア・オセアニアにおける園芸を持続的に発展させるための問題点の解明と技術開発を目指して、日本、韓国、ニュージーランドの三大学が協力して行った。 2.1998年11月、東京大学において第1回のワークショップを開催し、三ヶ国の持続的園芸生産に対する取り組みについて情報交換を行い、三ヶ国における持続的園芸生産についての共通理解を得た。 3.1999年2月、マッセイ大学において持続的園芸生産に対する同大学の研究および教育の面での対応について、紹介を受けた後、ニュージーランド北島の持続的園芸生産および持続的複合経営に取り組んでいる生産者、流通業者、および園芸試験場を視察した。ニュージーランドにおける、生産者と出荷業者による持続的園芸生産の体系的、機能的運営についての理解を深めた。 4.平成11年度はソウル大学で第2回目のワークショップを開催し、三ヶ国における持続的園芸生産に関する研究を中心に意見交換を行った後、韓国の持続的園芸生産、米の有機栽培、および持続的複合経営に取り組んでいる生産者、流通業者、および研究機関を視察した。韓国政府の積極的関与についての認識を深めた。 5.平成12年度は日本で野菜および果樹栽培農家を中心に有機農業、環境保全型農業の実施状況を、関連施設での生産物の取り扱いを視察した。有機農業、環境保全型農業に携わる全ての人が熱意を持って問題解決に当たっている実状の理解を深めた。 6.有機栽培および持続的園芸生産に関して、日本、韓国、ニュージーランドの三カ国間で、生産者、流通業界、政府、および研究機関の認識や取り組み方に違いがあるものの、生産者の情熱を肌で感じることが出来た。 7.有機栽培が必ずしも環境保全型農業や持続的園芸生産と一致しないことを確認した。 8.有機栽培、環境保全型農業、持続的園芸生産に関して今後の国際共同研究の必要性について共通認識を得た。
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