研究課題/領域番号 |
10102002
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤澤 仁 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10027039)
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研究分担者 |
竹内 昌之 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40226999)
石田 敦彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90212886)
亀下 勇 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60127941)
木谷 隆子 旭川医科大学, 医学部, 教務職員 (70101417)
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キーワード | カルシウムイオン / カルモデュリン / シグナル伝達 / 蛋白質リン酸化酵素 / 蛋白質脱リン酸化酵素 / CaMキナーゼカスケード / CaMキナーゼホスファターゼ / CaMキナーゼII |
研究概要 |
1.CaMキナーゼ、CaMキナーゼホスファターゼの活性制御機構 CaMキナーゼIIは自己リン酸化されると活性化され、CaMキナーゼIVとCaMキナーゼIはCaMキナーゼカスケードの上流のCaMキナーゼキナーゼによってリン酸化されると活性化されるが、活性化されたCaMキナーゼII、IV、IはいずれもCaMキナーゼホスファターゼによって脱燐酸化されて脱活性化され元の状態に復する。このリン酸化と脱リン酸化による活性制御機構で重要な働きをしているCaMキナーゼホスファターゼの活性制御機構について検討した結果CaMキナーゼホスファターゼの基質の一つであるCaMキナーゼIIによってリン酸化され、活性化されることが明らかになった。CaMキナーゼとCaMキナーゼホスファターゼが相互に活性を制御している機構の存在が推定され興味深い。 2.CaMキナーゼホスファターゼのcDNAクローニングと発現 ラットのCaMキナーゼホスファターゼをcDNAクローニングして一次構造を明らかにし、リコンビナント酵素の発現および酵素の特異抗体を調整した。これを用いてCaMキナーゼホスファターゼの組織分布、細胞内分布を調べ中枢および末梢の各組織に広く分布していること、細胞質に存在することを明らかにした。さらに免疫組織化学的に脳内分布を調べ、CaMキナーゼII、IV、Iの分布と比較してCaMキナーゼカスケードにおける役割を考察した。
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