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1999 年度 実績報告書

南アジアと世界システム

研究課題

研究課題/領域番号 10116105
研究機関大阪外国語大学

研究代表者

秋田 茂  大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10175789)

研究分担者 油井 大三郎  東京大学, 大学院総合文化研究所, 教授 (50062021)
田中 明彦  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30163497)
杉原 薫  大阪大学, 大学院経済学研究所, 教授 (60117950)
清水 学  宇都宮大学, 国際学部, 教授
木畑 洋一  東京大学, 大学院総合文化研究所, 教授 (10012501)
キーワード世界システム / 南アジア / パクスブリタニカ / パクスアメリカーナ / 冷戦体制 / 脱植民地化 / 工業化
研究概要

1. 第二年次は、計画研究、公募研究および研究協力者相互間での緊密な情報交換ネットワークの構築を目標に、研究メンバー全員が5回にわたる定例研究会に参加して、各自の研究テーマをめぐる研究発表と意見交換を行った。その結果、1) 現代南アジアの構造変動を考察する際に、二十世紀全体をながめた歴史的視点を重視すること、2) 第二次世界大戦後に構築された「冷戦体制」の盛衰とアジア太平洋経済圏の興隆、南アジアにおける工業化の相対的停滞との相互連関の追求、3) アメリカ合衆国の世界戦略の中での南アジアの位置づけ、以上三点に重点を置きながら、今後の考察を進めることにした。
2. 外国人研究との意見交換を行うために、1999年9月にストラスクライド大学教授のトムリンスン氏、マンチェスター・メトリポィタン大学のファーニー氏、インディラ・ガンディー研究所のロイ氏を招いたワークショップを、11月にはネルー大学のムカジー氏を招聘し研究会を開催した。その成果は、英文の成果報告書として出版の予定。
3. 研究の総合化と学際化を図るために、他の研究チームとの連携を深め、1999年6月に第一班(経済)、第三班(環境)との合同研究会を実施した。
4. Discussion Paper を刊行するとともに、最終年度の成果報告である『現代南アジア叢書』の構想案を議論し、その具体化に向けて研究計画を立案した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 杉原 薫: "近代世界システムと人間の移動"岩波講座世界歴史19・移動と移民. 19巻. 3-63 (1999)

  • [文献書誌] 杉原 薫: "Trade Statistics of British India, 1834-1947"Discussion Paper of the Asian Historical Statistics Project. 1-S1 (2000)

  • [文献書誌] 秋田 茂: "帝国と軍隊-イギリス帝国の植民地支配とインド軍"山川出版社『地域の世界史9・政治の地域史』. 9巻. (2000)

  • [文献書誌] 秋田 茂: "British Informal Empirein East Asia 1880-1930 s"Gentlemanly Capitalism and British Imperialism. 141-156 (1999)

  • [文献書誌] 木畑 洋一編者: "<南>から見た世界6グローバリゼーション下の苦闘"大月書店. 259 (1999)

  • [文献書誌] 秋田茂・籠谷直人編者: "1930年代アジア国際秩序"渓水社. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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