1. TXEによるPSR1821-24の観測 (1) 従来不明であったX線パルスと電波パルスの位相について、「あすか」の結果も含め報告した。かにパルサー以外に初めて、ピークの位相が一致していたことがわかった。 (2) エネルギースペクトルを求め、べき1.2と硬いべきが20KeVまでつながっていることがわかった。また。、2つのピークの相方のスペクトルの形は大きく変化していないこともわかった。 (3) 上の研究に伴って、XTEの時計を実験から較正し、従来行われた方法の正しさを確かめた。 2. 「あすか」によるPSRJ2018+4232の観測 「あすか」の観測によってミリ秒パルサーから初めて定常的な非熱的定常放射を発見した。これはパルサー風をせき止めている物質が周辺にあるか、パルサーが高速で移動しているかを示すものである。どちらにしても特異な例である。 3. 「あすか」による球状星団M28中の正体不明天体の観測 球状星団中にあった広がった正体不明天体を観測したところエネルギースペクトルがべきで表わされ、さらに時間変動が激しいことがわかった。低質量X線連星の暗い状態にある天体を観測しているものと思われる。
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