研究課題
特定領域研究(A)
特定領域研究A「ボルテックス・エレクトロニクス」の最終整理の歳に当たり、各班の目指してきた方向を今一度明らかにして、平成12度までに進めてきた研究内用においてどこまでが明らかになり、どこから先が未解明であるかを明確にした。量子磁束(ボルテックス)を信号として扱う新しいエレクトロニクスの構築を目指す本プロジェクト研究では、ボルテックスの実態を知ること、ボルテックスの基本動作を知ること、ボルテックスをどこまで制御できるのかを明らかにすること、生体量子磁気計測技術の向上、などを目標にしてきた。本特定領域研究が発足当初に立てたこれらの目標の大部分において大きな成果が得られ、ボルテックス・エレクトロニクスとして存在感を明確にできたものと自負している次第である。本年度は、本特定領域研究のメンバーが主体になって、国際超伝導エレクトロニクス会議を大阪にて開催した。文部科学省「特定領域研究"ボルテックス・エレクトロニクス"」は会議の共催団体として貢献した。外国から160人余の研究者を含め460人の研究者が参加、本特定領域研究の成果を余すことなく公表して海外から高い評価を得ることができた。
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