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1998 年度 実績報告書

無作為な配列を持つポリペプチドを用いたシャペロニンと基質・蛋白質の相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10157207
研究機関東京工業大学

研究代表者

田口 英樹  東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (40272710)

キーワードシャペロニン / 分子シャペロン / GroEL / フォールディング / 熱ショックタンパク質
研究概要

昨年度及び今年度の本特定領域研究の補助を受けた研究の結果,各々が無作為でユニークな配列をもつポリペプチドがシャペロニンに認識されて結合するということを見いだした。この無作為配列ポリペプチドは2次構造をもたない(もちえない)ので,シャペロニンが認識結合する構造特徴には2次構造が必要か否か,という議論に終止符をうつ重要な実験になった。さらに次のようなことも明らかとなった。・ランダムペプチド内のトリプトファンの蛍光特性が(還元型ラクトアルブミンの場合と同じように)シャペロニンに結合することによって変化することがわかった。・ランダムペプチド存在下でGroELの定常状態でのATP加水分解活性が大きくなることが明らかとなった。このことは,変性蛋白質の結合がシャペロニンのATPaseサイクルに直接影響しているという仮説一を強く支持する結果として興味深い知見である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Taguchi,H.: "Chaperonin from thermophlle,Thermus thermophilus" Methods Enzymol.290. 169-180 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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