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1998 年度 実績報告書

白血球接着現象におけるセレクチン-糖類結合を介するシグナル伝達機構

研究課題

研究課題/領域番号 10178202
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

吉田 雅幸  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (80282771)

キーワードE-セレクチン / シァリル・ルイス・X
研究概要

E-セレクチンは血管内皮細胞に発現する接着因子で急性および慢性炎症において重要な働きをしていることが近年明らかになってきた。我々はすでに白血球がE-セレクチンを介して血管内皮細胞に接着する際に、細胞表面のE-セレクチンが細胞骨格と結合することを示し、E-セレクチンのシグナル伝達への関与の可能性を世界に先駆けて報告した。今回、アデノウイルスベクターシステムを利用してE-セレクチンの過剰発現系を構築し、シグナル伝達機構の詳細を解明した。正常型、細胞内ドメイン欠損型のE-セレクチンを過剰発現させた血管内皮細胞をアイソトープでラベルし、そのリン酸化レベルを調べ、E-セレクチンの細胞内ドメインがリン酸化を受けていることを明らかにした。また、このリン酸化は白血球の血管内皮細胞への接着に伴い脱リン酸化を受けることもわかった。今後はこの脱リン酸化機構をさらに詳細にあきらかにしていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Yoshida et al.: "Overexpression of E-selectin via a recombinant adenovirus vector induces neutriphil adhesion to rat aotic segment under flow." Circulation suppl.98. 241 (1998)

  • [文献書誌] M.Yoshida et al.: "Phosphorylation of the cytoplasmic domain of E-selectin is regulated during leukocyte-endothelial adhesion" The Journal of Immunology. 161. 933-941 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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