研究課題/領域番号 |
10181103
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
須田 年生 熊本大学, 医学部, 教授 (60118453)
|
研究分担者 |
北村 幸彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028520)
西川 伸一 京都大学大学院, 医学研究所, 教授 (60127115)
小澤 敬也 自治医科大学, 教授 (30137707)
宮島 篤 東京大学, 分子細胞生物研究所, 教授 (50135232)
仲野 徹 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (00172370)
|
キーワード | 幹細胞システム / 造血システム / 多能性造血幹細胞 / 自己複製 / 分化決定 / シグナル伝達 / 転写調節 / 遺伝子操作 |
研究概要 |
幹細胞システムは多細胞体の生命維持に必須な生体システムである。造血システムは多能性造血幹細胞を頂点とする典型的幹細胞システムであり、生体の寿命の限り、10種類にもおよぶ血液細胞を産生し続ける。本領域では、造血幹細胞の自己複製過程;分化能を維持したまま増殖するという性質と、分化決定機構;多種類の細胞のうち特定の細胞系列に分化していく分子機構を明かにしていく。このため、以下の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進した。 (研究項目)A01造血幹細胞の発生と自己複製 A02造血細胞のシグナル伝達 A03転写調節による造血分化制御 A04造血幹細胞の遺伝子操作 本年度、総括班経費は、主として、第1班:造血幹細胞の発生、自己複製、多分化能についての生物学的解析と第二班:造血細胞における、細胞外から核へといたるシグナル伝達解析の、両研究の研究費として用いると同時に、以下の班研究促進のために利用した。 すなわち、各研究班の連携を深めることを目的として、名簿の配布、Internetの開設をおこない、情報の交換を行った。班会議は、4班合同で、平成10年10月21日に開催した。また、一部の成果は、これに引き続いて開催されるCOE主催の第2回国際幹細胞シンポジウム(10月22日、23日)でも発表された。外国人研究者を招待し、国際シンポジウムの機会を多くもつように努め、本研究班の成果を国際レベルで評価することを目的として、平成10年度、10月第2回国際幹細胞シンポジウム(東京)及び15th Kumamoto Medical Bioscience Symposiumに共催した。
|