研究分担者 |
菊地 耕一 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40177796)
岩佐 義宏 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 助教授 (20184864)
安藤 恒也 東京大学, 物性研究所, 教授 (90011725)
齋藤 弥八 三重大学, 工学部, 助教授 (90144203)
小林 本忠 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (90195818)
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研究概要 |
フラーレン及びナノチューブ系は,ナノメートルスケールでの結合トポロジーに依存してその物性を大きく変化させる,魅力に富んだ物質群である。応用面での研究者も含め,多様な分野でその研究が進められている。その高い学際性のある研究領域であるため,総括班の活動として,領域内研究者の交流を深め,共同研究をより一層活発にすることを目的として,6月及び10月に,公開型の研究集会を開いた。これは,領域内の研究成果を,広く一般に公開する事も目的としたものである。さらに,2001年1月には,本領域をリードする研究者が多数参加した国際会議"International Symposium on Nanonetwork Materials : Fullerenes, Nanotubes, and Related Systems"を鎌倉市にて開催した。これには,内外から220名の参加があり,発表も150件以上と大成功の会議となった。特に我が国で開催した国際会議としては,外国からの自費参加者が30名以上と,非常に多く,本領域の重要性と,我が国の研究レベルの高さを示していると考えられる。また,新しい物質として注目される,フラーレン列内包ナノチューブ系の合成も本特定領域研究の成果として成し遂げられ,サンプル供給も可能となった。さらに,その特異な物性も,本領域活動として活発な研究がなされている。
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