• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

組合わせ問題の高性能近似アルゴリズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10205208
研究機関名古屋大学

研究代表者

平田 富夫  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10144205)

研究分担者 磯 直行  中京大学, 情報科学部, 講師 (80283406)
小野 孝男  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (60311718)
藤戸 敏弘  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (00271073)
キーワード近似アルゴリズム / レイアウト設計 / 距離変換 / 最大カット問題 / 辺支配集合問題 / ペトリネット
研究概要

本年度の研究実績は主に次のようなものである.
1.論理エミュレータにおけるネット割当て問題について,ヒューリスティック解法を提案し性能を調べた.また,ネットが2端子ネットに限られるときにはグラフの辺彩色問題に帰着されることを示し,効率のよいアルゴリズムを与えた.
2.先に開発した距離変換アルゴリズムを用いてモルフォロジーフィルタを構成する場合に,効率良く処理のできるフィルタ形状について調べた.その結果,実際の画像処理で用いられる大部分のフィルタについて統一的にしかも効率良くモルフォロジーフィルタが構成できることが分かった.さらに,画像のエッジ強調アルゴリズムと距離変換アルゴリズムを組み合わせた非線形フィルタを提案した.
3.グラフの辺支配集合問題とその関連問題の近似可能性について研究した.
4.グラフ隣接行列の固有値を用いた近似アルゴリズムを開発した.
1〜3については学会誌等に発表済みである.4については情報処理学会研究会で発表予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 櫻井敦史,平田富夫: ""効率の良いモルフォロジー演算が可能なフィルタ形状について""情報処理学会論文誌,. Vol.41.No.12. 3344-3351 (2000)

  • [文献書誌] Hirata,T.,Ono,T.: ""Approximation Algorithms for MAXSAT""Trans.of IEICE on Fundamentals. Vol.E83-D No.3. 488-495 (2000)

  • [文献書誌] Fujito,T.: ""Approximation Algorithms for Submodular Set Cover with Applications""IEICE Trans.Inf.& Syst.. Vol.E83-D No.3. 170-177 (2000)

  • [文献書誌] Carr,R.,Fujito,T.Konjevod,G.,Parekh,O.: ""A 21/(10) Approximation Algorithm for a Generalization of the Weighted Edge-Dominating Set Problem""Lecture Notes in Computer Science. Vol.1879. 132-142 (2000)

  • [文献書誌] Fujito,T.,Nagamochi,H.: ""A 2-Approximation Algorithm for the Minimum Weight Edge Dominating Set Problem""Discrete Appl.Math..

  • [文献書誌] 伊藤大介,小野孝男,平田富夫: ""ネット割当て問題のヒューリスティック解法に関する研究""電子情報通信学会技術研究報告書. COMP2000-14. 1-8 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi