研究課題/領域番号 |
10206101
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大峰 巌 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60146719)
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研究分担者 |
住 斉 筑波大学, 物質工学系, 教授 (10134206)
富永 圭介 神戸大学, 理学部, 助教授 (30202203)
加藤 重樹 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20113425)
吉原 經太郎 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (40087507)
茅 幸二 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 所長 (10004425)
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キーワード | 凝縮系 / 化学反応ダイナミックス / 多様性 / 特異性の発現 / 量子効果 / 複雑化学系 / 生体高分子反応 / 揺らぎ |
研究概要 |
昨年度に続き本特定研究の目的である「液体及び溶液内・生体高分子内に於ける動的・電子的揺らぎと化学反応の関係」を明らかにするために1)複雑化学系に於ける揺らぎと緩和、2)揺らぎと反応のダイナミックの関係、3)生体反応に於ける特異性の発現機構,に関する研究を行った。 本年の総括班の主な活動は (1)9月に計画班員が全員集まり研究会を開き、互いの研究状況について討論し検討を重ねた。この研究会を通じて班員間の協力研究の具体的内容を検討し、さらに協力研究を推進した。 (2)11月23-25日に京都において、国際会議を開き、関係した諸分野の研究リーダー的外国人研究者を招き、本特定領域研究班の成果を発表し、評価を受け、またこれからの研究の方向、新しい展開について討論・検討を重ねた。この国際会議で招聘した研究者は米国のカーネギーメロン大学Hyung Kim教授、カルフォルニア大学サンジェイゴ校Jose Onuchic教授、ウイスコン大学Jim Skinner教授、イリノイ大学Klaus Schulten教授、Zan Schulten教授、Martin Gruebele教授、ピッツバーグ大学Gilbert Walker教授、フランス国CEA、Sikorav教授の8人であり、日本側の研究者と共に世界最先端研究の発表と、非常に活発な討論が行われた。参加者全員で約70名であった。会議後これら外国研究者全員はそれぞれ対応する本研究班の班員の所を訪れ、研究の討論、検討を行った。 (3)秋に本研究の進捗状況についての発表、説明を行い評価を受けまた本研究班成果をゴードン研究会議、アメリカ化学会、インド・プナにおける国際会議等で発表した。
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