研究概要 |
1.超対称模型におけるフレーバーの物理 超対称大統一模型では、超対称粒子のフレバー混合によりB中間子やK中間子のフレーバーチェンジングニュートラムカレント過程やレプトンフレーバーを破る過程に新たな寄与が生じる可能性がある。SU(5)及びSO(10)超対称大統一模型を巻きニュートリノを含むSU(5)超対称模型で種々なフレーバーチェンジングニュートラルカレント及びレプトンフレーバーの破れの効果を計算した。特に右巻きニュートリノを含む模型ではニュートリノの湯川結合定数がクォークセクターのフレーバーの物理にも大きな影響を与えることを示した。 2.大きな余次元空間を持つ模型 最近超弦理論との間連から,余次元を持った理論の現象論が議論されている。このような理論では標準模型の粒子は、面(ブレイン)に拘束されており、動のみが余次元を伝播するとされる。ここでは、異体的な場の理論の模型に基づいて面と粒子の相互作用を調べるとともに標準模型の粒子が余次元に伝播する可能性を議論した。 3.フェルミオンの質量階層の問題 フェルミオンの質量階層を説明するため、SU(1,1)ホリゾンタル対称性に基づく模型を提案した。
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