研究概要 |
1.総括班会議を平成12年7月28日,平成13年2月1日の都合,2回開催した。毎回,計画研究班間の有機的連携研究の推進の検討を中心にして,国内外の関連研究状況の把握,技術的並びに理論的ノウハウの共有のための意見交換,さらには充実したニュースレターの発行,公開シンポジュウムの企画,等に関して,長い時間をかけて討議し,方針を決めている。なお,これらの問題については,E-メールを通じても各班間で常時意見を交換している。 次に,最終年度である平成13年度の活動基本方針もきめた。すなわち,公開シンポジュウムは,平成13年7月に長野県,平成14年1月に京都でそれぞれ開催すること,ニュースレターは2回発行することにした。さらに,この特定領域研究の学術的成果を国内外に供するために,特定領域研究班の主要メンバーの執筆により学術図書を外国の出版社(Springer-Verlag)から出版することにし,その内容について基本方針を定めた。 2.本年度は2回の公開シンポジュウムを開催した。通算で第4回目のシンポジュウムを平成12年7月27,28日の2日間,札幌定山渓ホテルにおいて計画研究班の成果発表を中心にして,関連した研究の招待講演も加えて実施した。参加者は約60名であった。第5回目は,平成13年1月31日,2月1日に亘って東京(主婦会館)で開催した。一般の応募講演発表も一部加えて実施したが,主催者も驚くほど多勢の110名程度の参加者があり,熱心な討議がなされ,特定領域研究の推進上,大変有意義であった。なお,毎回,講演概要集を発刊して各方面に配布している。 3.上記1に述べたとおり,平成12年度はニュースレターの充実を図ることにして,第2号(平成12年9月,41ページ),第3号(平成12年12月,16ページ)第4号(平成13年3月,25ページ)をそれぞれ発行した。
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