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1999 年度 実績報告書

動物細胞における小胞体-ゴルジ体間輸送とタンパク質の選別

研究課題

研究課題/領域番号 10215206
研究機関関西医科大学

研究代表者

山本 章嗣  関西医科大学, 医学部, 講師 (30174775)

キーワード小胞体 / ゴルジ体 / 輸送小胞 / 免疫電顕法 / 膜蛋白質 / ミクロゾーム型アルデヒド脱水素酵素 / COS細胞 / 小胞輸送
研究概要

小胞体-ゴルジ体間輸送においては、分泌蛋白質や細胞膜蛋白質などゴルジ体以降に輸送される蛋白質と小胞体に残留する蛋白質とが見事に選別されている。本研究は、小胞体-ゴルジ体間輸送における膜蛋白質の選別の分子機構について注目し、ゴルジ体以降に輸送される蛋白質と小胞体に残留する蛋白質とがいかに選別されるか、高感度の免疫電顕法と遺伝子工学とを組み合わせ、その機構を解明することを目指している。
本年度は、(1)1nmのコロイド金を用いた高感度の免疫電顕法の開発を完了した。その結果、直径約1nmのコロイド金を免疫染色に用いて前包埋法を行い、その後、銀増感を行うこと(銀増感法)により、高感度でかつ微細構造をよく保った状態で免疫電顕を行うことが可能となった。
(2)本法を用いて、COS細胞へ遺伝子導入した小胞体膜蛋白質のミクロソーム型アルデヒド脱水素酵素(msALDH)とGFPとのキメラ蛋白質の細胞内分布を解析した。その結果、msALDHは輸送小胞形成時に選別され、輸送小胞に入らず、小胞体から出ない形で小胞体に残留することが示された(1999年度、日本細胞生物学会発表)。(3)細胞膜蛋白質(systaxin)とGFPとのキメラ蛋白質を用いても同様に検討を開始した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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