研究課題/領域番号 |
10220101
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
仲村 春和 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90079690)
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研究分担者 |
田中 英明 熊本大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90106906)
岡本 仁 理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (40183769)
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80224369)
笹井 芳樹 理化学研究所, 発生・再生科学総合研究センター, グループディレクター (20283616)
武田 洋幸 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80179647)
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キーワード | 脊椎動物 / 神経管 / 領域化 / 前脳 / 峡部 / オーガナイザー / zli / 間脳 |
研究概要 |
「脳のパターン形成研究」班は平成10-15年の6年にわたって、最新の分子生物学的手法、遺伝子改変のテクニックなどを駆使して、脊椎動物の脳・神経系の形態形成に焦点を当て手研究を行ってきた。本研究プロジェクトでは、特に(1)発生初期の神経としての分化の決定、(2)その後中枢神経内でのコンパートメントの形成、(3)コンパートメント内での位置特異性の決定、(4)神経回路の形成の機構についての各班員が分担して研究を行った。 本研究領域は6年間にわたり展開され、これまでの研究成果の項に記すように各研究班ともに成果をあげている。そこで本研究領域の成果をとりまとめ広く公表するとともに、今後の展開、共同研究の道を開くため公開シンポジウムを開催する。 本年度はその成果公開のため国際公開シンポジウムを開催した。シンポジウムには海外からMarion Wassef, Andrea Wizenmann, Elizabeth Grove博士を招待し、国内講演者は本研究班の班員を中心とし、関連の研究者を加え、13人の演者による発表が行われた。シンポジウムでは、脊椎動物脳のパターン形成に関して様々な視点からの講演と討論が行われ、これまでの各演者の成果を交換するとともに今後の研究の展開、共同研究の可能性についても意見が交換された。
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