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1999 年度 実績報告書

「感性の学」の新たな可能性-その意義と限界

研究課題

研究課題/領域番号 10301003
研究機関神戸大学

研究代表者

山縣 煕  神戸大学, 文学部, 教授 (70030517)

研究分担者 浜下 昌宏  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (60208577)
山口 和子  岡山大学, 文学部, 教授 (90093476)
木原 俊哉  大阪芸術大学, 音楽教育学部, 教授 (50186300)
加藤 哲弘  関西学院大学, 文学部, 教授 (60152724)
相澤 照明  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (50167764)
キーワード感性 / 知覚 / 記憶 / 味覚 / 嗅覚 / 触覚 / 身体 / 芸道
研究概要

本年度行った研究会および研究発表者は以下の通りである。
本年度第一回(通算第四回)は平成11年6月26日に、小野・山口がそれぞれ「絵画における身体イメージについて」および「シェリングの自然概念について」というテーマで研究発表を行い、参加者全員による質疑応答、また意見交換がなされた。
第二回(通算第五回)は10月23日に、浜下・加藤がそれぞれ「虚構としての感性、幻想としての感性学」および「ヴァールブルクと身体」というテーマで研究発表を行い、参加者全員による質疑応答、意見交換は前回と同然である。
第三回(通算第六回)は12月12日に、青木・木原がそれぞれ「江戸時代における<藝>」および「マーラーとシェーンベルクの歌曲」というテーマで研究発表を行い、参加者全員による質疑応答、意見交換も前回に同じく活発になされた。
なお本年度最後の研究会(通算第七回)は平成12年3月20日に、松島・相澤による「視覚性と言語」および「感覚モダリディと感覚質の関係」というテーマの研究発表が予定されている。
以上、感性一般についての基本的な考察に加えて、絵画、音楽、芸道等の各芸術分野から感覚や身体性の新たな見直しを提起する試みがなされ、分担者相互のディスカッションも充実してきている。
次年度には、諸知覚の特性の比較研究も加えつつ、感性学の再編の可能性について最終的なまとめの段階に入る予定である。

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 山縣煕: "視覚の体制,写真の体制"國文学. 8月号. 56-61 (1999)

  • [文献書誌] 松嶋隆ニ(共著): "回転刺激後の動眼回転性錯視と正中面変位の経時変化"心理学研究. 70,6. 1-7 (2000)

  • [文献書誌] 水田恭平: "国語を超えることの困難さについて"神戸大学国際文化部主催第4回国際シンポジウム報告書. 10-12 (2000)

  • [文献書誌] 長野順子: "「美的なもの」の普遍性について"哲学雑誌. 114・786. 71-90 (1999)

  • [文献書誌] 山口和子: "シェーリングの歴史観アンチ・モデルネ"シェリング年報. 7号. 20-25 (1999)

  • [文献書誌] 浜下昌宏: "遊びの美意識―実在範疇としての遊びの回復へ"神戸女学院大学論集. 46・1. 119-131 (1999)

  • [文献書誌] 加藤哲弘: "E.F.Fenollosa and the lmportation of Aecthetics into Japan"関西学院大学文学部研究室編:美学論究. 第14編. 13-22 (1999)

  • [文献書誌] 森田亜紀: "表情知覚の「根源性」をめぐって"倉敷芸術学大学紀要. 第5号(未定). (2000)

  • [文献書誌] 青木孝夫: "日本の中世に於ける隠者の美学"第八回日韓美学研究会学会報告書. 36-48 (2000)

  • [文献書誌] 安西信一: "「夢想」の美学の成立と解体"地域文化研究. 第25巻. 41-90 (1999)

  • [文献書誌] 外山紀代子: "Funerary Banner from Tomb No,1 MA-WANG-TUI"山口大学哲学研究. 第8巻. 37-73 (1999)

  • [文献書誌] 瀧一郎: "表現と共感(I)-十九世紀フランス・スピリチュアリスムの感性論"大阪教育大学紀要第1回部門人文科学. 48・2. 99-108 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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