• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

探幽縮図の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10301004
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

河野 元昭  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70000453)

研究分担者 伊藤 大輔  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (00282541)
小野 進  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 講師 (50292735)
佐藤 康宏  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (50141990)
小佐野 重利  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70177210)
小川 裕充  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50126017)
キーワード探幽縮図
研究概要

購入したコンピューター(マッキントッシュ)とソフト(エクセル)により、東京国立文化財研究所所蔵写真資料の第1次デジタル・リストの制作を開始した。この写真資料は、かつて研究代表者が同研究所に在籍した折り調査収集したもので、東京国立博物館、東京芸術大学、大倉集古館、MOA美術館、大阪市立美術館、大和文華館、成城大学、個人コレクター5家の約90点である。それらの資料はすべて登録番号を付して整理の上、東京国立文化財研究所情報資料部写真資料研究室のファイルに収めてある。第1次デジタル・リストはフィルムを中心にリスト化したもので、画像入力の前提として是非必要なものであり、来年度はこれに留書を入力して、デジタル・リストが完成するわけである。これと同時に、京都国立博物館所蔵探幽縮図を調査するとともに、全写真資料をゼロックス・コピーした。来年度はこれを基に、京都国立博物館本についても第1次デジタル・リストを制作し、画像入力を開始する予定である。
新出探幽縮図としては、東京Y家所蔵本を調査した。18冊からなるコレクションで、これまでまったく知られていなかったものである。内容は類集的にまとめられており、質の高い探幽縮図である。その後これは東京国立博物館へ寄託された。調査の上、購入したカメラ(マミヤ67)を使い、すべてを撮影した。来年度はこの第1次デジタル・リストを作るとともに、大学院の演習で、その留書を読んでいく予定である。
本年度は機材の購入、第1次デジタル・リストの制作、新出作品の調査撮影など、いわば研究の準備に多くの時間と労力が費やされたが、来年度はこれを基に研究を深化させていくことになるであろう。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 河野 元昭: "蕪村の微光感覚" 美術史論叢. 15. 1-24 (1998)

  • [文献書誌] 佐藤 康宏: "江戸中期絵画論断章 萩生徂徠から池大稚まで" 美術史論叢. 15. 25-65 (1998)

  • [文献書誌] 小川 裕充: "中巻解題" 福井利吉郎美術史論集中. 551-562 (1999)

  • [文献書誌] 小佐野 重利: "ガルロ・ギンズブルグ著『ジャン・フーケ道化師ゴネッラの肖像』を読む" 美術史論叢. 14. 133-156 (1998)

  • [文献書誌] 伊藤 大輔: "「明恵上人樹上坐禅像」の主題をめぐる考察" 美術史論叢. 14. 1-30 (1998)

  • [文献書誌] 小川 裕充: "世界美術大全集 東洋編 5" 世界美術大全集 東洋編 5 小学館, 460 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi