研究課題/領域番号 |
10301012
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鈴木 敏正 北海道大学, 教育学部, 教授 (70093648)
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研究分担者 |
姉崎 洋一 北海道大学, 教育学部, 教授 (80128636)
高橋 満 東北大学, 教育学部, 助教授 (70171527)
玉井 康之 北海道教育大学, 釧路校, 助教授 (60227262)
末本 誠 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80162840)
伊藤 彰男 三重大学, 教育学部, 教授
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キーワード | 学習の構造化 / 地方分権 / 地域創造 / アクション・リサーチ / 不定型教育 |
研究概要 |
昨年度の理論的研究、飯田市協同実験調査、全国各地での予備調査をふまえて、調査研究計画と体制の再構成、各地予備調査の実施と本調査の絞り込み、新たに考慮すべき点の検討を行った。 1 平成11年6、9月および12年1月に実施した研究会において、歴史的・構造的・実践的調査研究課題の整理をし、地方中核都市で重層的公民館を核とする日本的生涯学習を展開する飯田市を中心的対象としながらも、これに企業城下町・豊田市および住宅都市・国分寺市を加えた3つの実践類型の構造的研究を柱とすることとし、こうした視点から他の調査地を比較研究として位置づけるという枠組みを確定した。比較研究としては、飯田市に対しては東北農村型の重層的公民館構造をもつ山形県朝日町、豊田市に対しては重厚長大型不況企業をもつ北九州市、国分寺市については異なる構造をもつ国立市を加えつつ、これらに対して関西型住宅都市の枚方市を位置づけることとした。 2 上記によって再構成した視点にもとづき、飯田市実験調査によって得られた資料の分析、課題・研究分担の具体化をすると同時に、比較研究としての朝日町調査に重点をおきつつ、国分寺市・豊田市・北九州市・枚方市で予備的・実験的調査を実施した。これらをふまえ、再構成した各分担課題を明らかにすべく、平成12年3月に飯田市での本調査を実施する。 3 以上においては位置づけが弱くなる中山間農村については、林業による内発的発展がみられる北海道下川町で実験調査を実施して、来年度以降の調査研究に結びつけることとした。
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