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2001 年度 研究成果報告書概要

チェスタービーティ図書館蔵日本絵入り本の解題目録作成のための総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10301023
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国文学
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

山崎 誠  National Institute of japanese Literature, Literary Documents Department, Professor -> 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)

研究分担者 鈴木 淳  国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (40162953)
岡 雅彦  国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
中野 真麻理  国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (50280532)
キャンベル ロバート  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50210844)
和田 恭幸  国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (20260002)
研究期間 (年度) 1998 – 2001
キーワードチェスター・ビーティライブラリー / 絵巻絵本 / 解題目録 / アイルランド
研究概要

本研究は次の三つの研究目的を持って発足し、それぞれある程度の成果を得ることができた。
1.日英二カ国語による『チェスター・ビーティライブラリー絵巻絵本解題目録』を作成する。
2.この目録は全ての収蔵作品に就いての作品解説解題explanatorycatalogと、一研究参考文献、その翻訳と用語辞典Grossaryの主要要素から構成される。このため日英二カ国語の『日本絵入本用語シソーラス』A thesaums of Japanese illustratedbookを完成させる。
3.研究成果を冊子以外のメディアで公開する手段として、電子化し電子図書館チェスター・ビーティライブラリーを実現する。
また、本研究は文芸的作品を研究対象とする国文学を中心としながら、記録画像資料を扱う歴史学、両者を融合する美術史の研究者で組織されており、この研究集団のメリットを最大に発揮して、チェスター・ビーティライブラリーの所蔵する全点の作品について、a)歴史的展望.時代背景、b)歴史的事件と作品の成立、c)作品の個別的分析、d)作者と時代文化・環境の観点から詳細な解説を行った。まさにそれらは、近年その必要性が叫ばれているインターテクスチュアルな研究を志向するものであったといえよう。したがって、その研究成果は真に融合的・脱領域的なのものとなっている。
さらに、まとまったコレクションを研究の素材にすることにより、個別的な作品研究では視野に入らない、17〜19世紀の絵入本が実態としてどのようなものであったかが明らかになったことは、新しい歴史的ジャンルや研究領域の発見へと繋がっていくはずである。このような文学と歴史学・美術史の各分野の専門家の総合的調査による、一つのコレクションの全体的な解題的研究としては前例がなく、当然、国際的にもこのような試みは存在しないため、大変貴重で有意義な補助事業であった。
本研究が誘い水となり、チェスター・ビーティライブラリーの国文学研究資料館分館電子図書館の実現と共に、在外資料について同様に分館構想が具体化していくことを祈念する。

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 国文学研究資料館(鈴木淳他): "チェスター・ビーティー・ライブラリィ絵巻絵本解題目録"勉誠出版. 724 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] NationalInstitute of Japanese Literature (Suzuki Jun, Others): "The Discriptive Catalog of Japanese Illustlated Bookds in Chester Beaty Library ed."Bebsei Publish. 724 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2003-09-16  

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