研究課題/領域番号 |
10304016
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
滝川 紘治 筑波大学, 物理学系, 教授 (00011635)
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研究分担者 |
奥沢 徹 大阪市立大学, 理学部, 教授 (60047397)
中野 逸夫 岡山大学, 理学部, 教授 (90133024)
大杉 節 広島大学, 理学部, 助教授 (30033898)
原 和彦 筑波大学, 物理学系, 講師 (20218613)
金 信弘 筑波大学, 物理学系, 教授 (50161609)
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キーワード | シリコン検出器 / 陽子・反陽子衝突 / テバトロン加速器 / CDF実験 / トップクォーク / CP非保存 |
研究概要 |
1. ISL検出器の製作 両面読み出しのシリコンマイクロストリップ検出器の製造を浜松ホトニクス社で10年10月から開始した。品質検査の為の測定装置やクリーンブースを筑波大学に整備し、電気特性についてサンプリング検査を行っている。暗電流が一部のチャンネルで大きいなどの問題を特定し、製造へフィードバックしている。 2. SVX-II検出器の製造 浜松ホトニクス社での検出器の製造は11年3月で終了し、4枚を1組としたモジュール製作を引き続き開始する。組み立て試験に必要なダミー検出器を購入し、位置精度よく組み立てる試験を行っている。スケジュールは組み立てに必要な電気基板の製造の遅れの為に、当初の予定より遅延ぎみである。 3. 飛跡再構成の研究 実際に近い物質分布を考慮に入れたモンテカルロを組み立て、飛跡をシミュレーションした。効率的な飛跡再構成のための研究を開始した。 4. 解析・プログラム開発 テバトロンで既に収得されたデータを用いて「単一トップクォークの発生」、 「W粒子の横運動量の測定」、その他の研究を行っている。 以上の研究の打ち合わせの為に筑波大学で平成11年12月22-23日研究会を行った。
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