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2000 年度 実績報告書

中間エネルギー放射性核ビームによる軽い原子核の熱核反応率測定

研究課題

研究課題/領域番号 10304021
研究機関立教大学

研究代表者

本林 透  立教大学, 理学部, 教授 (20116114)

研究分担者 泉本 利章  立教大学, 理学部, 教授 (80193382)
下浦 享  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10170995)
家城 和夫  立教大学, 理学部, 教授 (10159577)
梶野 敏貴  国立天文台, 助教授 (20169444)
柴崎 徳明  立教大学, 理学部, 教授 (50206124)
キーワード不安定核ビーム / クーロン分解 / rp-過程 / hot ppモード / 爆発的熱焼 / ^<23>Al / ^<13>O / E1共鳴
研究概要

以下の実験を、理化学研究所加速器研究施設の不安定核ビームコースRIPSより供給される短寿命核ビームを用いて行った。また、前年度の実験で得られたデータの解析を行った。
i)^<23>Alのクーロン分解
鉛標的により^<23>Alをクーロン分解し、陽子と^<22>Mgを同時計測して^<22>Mg(p,γ)^<23>Al反応の断面積を決定することを目的とした実験を行った。実験には、本補助金により整備したストリップ型のシリコン検出器16台を含むテレスコープを用い、^<22>Mg核の散乱角とエネルギー測定を行った。この反応では、第一励起共鳴状態へのE2遷移が爆発的燃焼過程rp-processで重要な働きをすると考えられている。現在データ解析中である。
ii)^<13>Oのクーロン分解
データ解析の結果、励起エネルギー2MeV付近に強いE1共鳴状態があることがわかった。これは、今までのhot pp modeの計算には取り入れられていなかった状態で、最近の大次元殻模型計算から予言されているものに対応していると思われる。
iii)^<13>N,^<14>Oのクーロン分解
データ解析の結果、^<13>Nのクーロン分解測定によって得られた断面積が、直接測定による結果と非常に良く一致することがわかり、クーロン分解法が高精度であることを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Motobayashi: "Nuclear astrophysics experiments with intermediate-energy RI beams"Nuclear Physics. A682. 345-355 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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