研究概要 |
初年度につき,まず研究代表者,研究分担者が集まり研究打合せ会議を持ち,研究の方向,研究内容の分担,実験計画等を全員で討議し,実験材料の選定を行った.この中で,ラッキョ,リコリスアルビフローラ,オキザリスバビアビリス,ニホンスイセン,ムスカリ,アガパンサス,カンナを全員共通の実験材料とすることが決定された. ひき続き,実験材料の中から秋植え球根類より収集を開始し,研究分担者に配布した. 大阪府立大の森,静岡大学の大川は,これらを露地植えした場合の生育開花特性の調査を開始した. 大阪府大の土井,東條,九州大学の大久保はこれらの球根類の耐暑性,耐寒性,耐病性,耐湿性,土壌適性等の調査を行っている. 大阪府立大学の森本,京都府立大学の下村,姫路工業大学の前中,千葉大学の浅野は,のり面,芝地,自然的植栽,人工的植栽等いくつかの利用場面を想定して,そこでの栽植試験を実施し,問題点の把握と適正品目の選定,機能性ならびにアメニティー機能の評価を開始した. 大阪府立大学の稲本は,球根類に関する既存の知見をデータベース化するとともに,本研究で得られる基礎データを解析するためのデータベースの構築を行っている.
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