研究課題/領域番号 |
10306012
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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研究分担者 |
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
渡辺 良朗 東京大学, 海洋研究所, 教授 (90280958)
寺崎 誠 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
木村 伸吾 東京大学, 海洋研究所, 助手 (90202043)
小松 輝久 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60215390)
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キーワード | 海洋生態学 / 地球環境変動 / 動物プランクトン / 食物網 / 浮魚資源変動 / 卓越種交替 |
研究概要 |
11年度は野外調査と室内飼育実験による諸素過程の解明の重点を置いて、各分担研究を推進した。 (1)寺崎、中田、渡辺が中心になって、イワシ類の魚種交替の契機となると想定される黒潮・親潮における餌料動植物プランクトンの空間分布と種・サイズ組成、カタクチイワシ稚仔魚及び捕食圧肉食プランクトンの栄養状態と胃内容物の調査を白鳳丸航海(5月18日〜6月10日)により行った。 (2)プロセス定量化研究の一環として、中田と渡辺は、カタクチイワシ仔魚を用いて摂餌生態と成長速度の水温及び餌量サイズ等への依存性について大槌臨海研究センターにおいて、実験的研究を行った。また杉本は、イワシ類などの多獲性小型浮魚類の個体群変動に関与すると考えられる物理環境と餌料生産との時間及び空間的マッチ・ミスマッチに焦点をおいて資料解析を行うとともに、白鳳丸により、黒潮及び黒潮親潮移行域の調査を行った。 (3)杉本、松田、小松等が中心になって、海洋生態系のBottom up制御とTop down制御の内容について考え方をレビューした。
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