研究課題/領域番号 |
10306017
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山本 義雄 広島大学, 生物生産学部, 教授 (10032103)
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研究分担者 |
古澤 修一 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (80130037)
松田 洋一 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70165835)
松田 治男 広島大学, 生物生産学部, 教授 (80116863)
高橋 秀彰 農業生物資源研究所, 遺伝資源第1, 研究官
都築 政起 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (70212058)
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キーワード | ニワトリ / QTL / DNAマーカー / 連鎖解析 / 染色体地図 / reference family |
研究概要 |
「QTL解析に用いるreference familyの作出と経済形質の測定」 約700羽のF2世代について、週令ごとの体重と脚長を測定した。産卵形質については、初産日齢、産卵数、卵重、卵殻強度、卵殻厚、濃厚卵白厚などの形質を測定した。肉質については、腿肉、胸筋、ささみの3部位を用いて、pH、水分、脂肪含量、たんぱく質含量、肉色を測定した。 「DNAマーカーの開発及びタイピング」 FISH法を用いたニワトリ機能遺伝子染色体地図の作成:昨年度に確立された、direct R-banding FISH法を用いたニワトリの高精度マッピングシステムを用いて、これまでに総計80個の機能遺伝子よりなるニワトリ機能遺伝子の染色体地図の作成を行った。この数は、現在までに全世界でマッピングされた機能遺伝子の約5分の1にあたる。昨年度のマッピングデータの蓄積によって、ミクロ染色体が重要な機能を有することが明らかになったので、今年度は、さらに29個の遺伝子をミクロ染色体にマップした。 MSマーカの開発:ニワトリ由来のライブラリーからCAリピートを含むクローンから約1000個のMSマーカーを単離し、それらをPCR法で検出するためのプライマーの設計を終了した。両親品種ならびにF1世代を用いて、多型解析を行なった結果、約350個のマーカーでPCR産物が得られ、両親品種間で多型が認められたのは約200個であった。 「免疫関連遺伝子の解析」 サイトカイン遺伝子については、IL-1,IL-2β遺伝子を検出できるPCR用プローブを開発し、遺伝子発現の検索系を開発した。
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