研究分担者 |
古澤 修一 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (80130037)
松田 洋一 北海道大学, 大学院・・理学研究科, 教授 (70165835)
松田 治男 広島大学, 生物生産学部, 教授 (80116863)
高橋 秀彰 農業生物資源研究所, 遺伝資源第1, 研究官
都築 政起 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (70212058)
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研究概要 |
「QTL解析に用いるreference familyの作出と経済形質の測定」 3羽のシャモと9羽の白色レグホーンよりF_1世代の雄9羽、雌54羽を交配して、F_2世代では、2,930羽を生産し、血液(DNA)を採取した。経済形質は両親品種・F_1世代・F_2世代を用いて、体重及び脚長については20週齢まで2、000個体の記録を収集した。産卵形質は産卵率、卵重、HU値について、肉質関連形質は腿肉、胸肉及びささみの水分、粗脂肪、粗蛋白質、アミノ酸含量、ミオグロビン含量、肉色、pHについて、F_2世代で100羽以上の測定を終了した。 「DNAマーカーの開発及びタイピング」 direct R-banding FISH法を用いたニワトリの高精度マッピングシステムを用いて、これまでに総計80個の機能遺伝子よりなるニワトリ機能遺伝子の染色体地図の作成を行った。ニワトリの第1,2,4,5染色体上の7カ所の染色体領域でヒト染色体と相同性が存在すること、そして新たに4つの遺伝子(PLR, GHR, SYK, MUSK)をZ染色体上にマッピングし、ニワトリZ染色体がヒトの第5,および第9染色体と高い相同性を有することを明らかにした。また、reference familyを用いてMSマーカーのタイピングを行なった結果,62個のマーカーの連鎖解析を行い,第1染色体に11個,第2染色体に6個,第3染色体に4個,第4染色体に3個,第5染色体に4個,第6染色体に2個,第7染色体に2個,残りはミクロ染色体に分布した。 「免疫関連遺伝子の解析」 ニワトリIL-6遺伝子を用い、レコンビナント蛋白質の作成とその活性測定を行なった。公表された遺伝子配列から、IPTGで誘導されるGST結合型の発現系から精製した。レコンビナント蛋白質デHD11を刺激し、細胞内のシグナルを確認した後、IL-6のmRNAの発現を確認した。
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